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特集 STA-MCAバイパス術—日本が世界に誇る技を学ぶ Ⅱバイパス術の実際
若手脳神経外科医のための実践的なバイパス訓練
著者: 笹ケ迫知紀1 片岡大治1
所属機関: 1国立循環器病研究センター脳神経外科
ページ範囲:P.779 - P.787
文献購入ページに移動・若手脳神経外科医は今後限られた症例数の中で,良好なバイパス手術成績を維持する必要がある.Off-the job trainingでの血管吻合練習は,質の高い血行再建術を行う上で不可欠である.
・卓上顕微鏡ではガーゼやシリコンチューブ,人工血管を用いて練習する.施設によっては,ラットを用いた血管吻合訓練でより実践に近い訓練を行うことができる.
・継続的な練習が最も重要である.日々の業務の合間には卓上顕微鏡を用いて,休日に時間を設けてラットの血管吻合を行うなど,自身のスケジュールに応じて練習メニューを組むことが望まれる.
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