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特集 STA-MCAバイパス術—日本が世界に誇る技を学ぶ Ⅱバイパス術の実際
バイパス術のピットフォールとリカバリー
著者: 髙橋淳1
所属機関: 1近畿大学医学部脳神経外科
ページ範囲:P.788 - P.796
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・創部壊死を防ぐポイントは,① 血流孤立部位を作らないデザインと ② 外力による阻血(皮弁縁の頭皮クリップ)の回避である.
・もやもや病のMCA壁は鑷子で把持しない.鑷子を添えてcounter forceを与える,閉じた鑷子で壁を押す,などの操作は必要である.
・吻合部血栓を確認したら,全身ヘパリン化を躊躇しない.強固なフィブリン血栓になる前に対処することが肝要である.
・創部壊死を防ぐポイントは,① 血流孤立部位を作らないデザインと ② 外力による阻血(皮弁縁の頭皮クリップ)の回避である.
・もやもや病のMCA壁は鑷子で把持しない.鑷子を添えてcounter forceを与える,閉じた鑷子で壁を押す,などの操作は必要である.
・吻合部血栓を確認したら,全身ヘパリン化を躊躇しない.強固なフィブリン血栓になる前に対処することが肝要である.
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