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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科50巻4号

2022年07月発行

文献概要

特集 STA-MCAバイパス術—日本が世界に誇る技を学ぶ Ⅳ各病院におけるSTA-MCAバイパス術の工夫 Short Topics

奈良県立医科大学におけるSTA-MCAバイパス術の工夫

著者: 山田修一1

所属機関: 1奈良県立医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.867 - P.867

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 成人に対する頭蓋内・外バイパスは動脈硬化性変化に伴う頭蓋内血管狭窄あるいは閉塞に対して行われることが多いと思われるが,その場合レシピエントとなる浅側頭動脈も同様に動脈硬化性変化を来していることが予想される.動脈硬化性変化を来した血管は手術操作により簡単に解離を起こすことがある.バイパス術において解離を起こした血管の外膜のみを縫合してしまうと血流再開時に解離を広げることになり,バイパス血管の閉塞を来すことになる.これを避けるために,浅側頭動脈の動脈硬化性変化が強いと予想される際には,吻合前に浅側頭動脈の解離予防策を講じている.
*本論文中、[Video]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年8月まで)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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