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特集 STA-MCAバイパス術—日本が世界に誇る技を学ぶ Ⅳ各病院におけるSTA-MCAバイパス術の工夫 Short Topics
三之町病院におけるSTA-MCAバイパス術の工夫—Doppler血流計の原理の理解とその有効利用の工夫の再考
著者: 小澤常徳1 倉部聡1
所属機関: 1社会医療法人嵐陽会三之町病院脳神経外科
ページ範囲:P.868 - P.869
文献購入ページに移動浅側頭動脈(superficial temporal artery:STA)-中大脳動脈(middle cerebral artery:MCA)バイパス術の術中の血流評価方法はindocianin green(ICG)が標準的となっている.Micro-Doppler血流計(以下,Doppler)も用いられるが,補助的に使われることが多い1).しかし,Dopplerは簡便で無侵襲かつリアルタイムの反復評価が可能で,その原理を理解して用いることで,単なる血流音の確認だけでなく,血流動態の定量的評価が可能となる.Dopplerは,① recipient選択,② 吻合確認,③ 吻合後の血流評価などで使用されるが,それぞれにおけるわれわれの工夫について紹介する.
*本論文中、[Video]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年8月まで)。
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