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特集 小児脳神経外科—エキスパートはこうしている
Editorial
著者: 埜中正博1
所属機関: 1関西医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.1131 - P.1131
文献購入ページに移動 小児脳神経外科領域の手術は,近年症例が大学病院や専門病院に集約化されていく傾向があります.さらには少子化の影響もあることから,一般病院で小児の手術を実施する機会が減少してきています.そのため,一般の脳神経外科医にとって小児の患者を診療することのハードルが上がっていますが,脳ヘルニアを起こしかけているような緊急度の高い状況の患者さんに遭遇した場合や,地理的要因などのさまざまな制約によりその施設で手術を実施しなければならない状況が生じることも時としてあります.
そこで,小児の手術経験が乏しい脳神経外科医であっても,短時間のうちにどのような手術を実施したらよいのかについて,さっと頭に入れられるような内容をまとめた特集を目指しました.本特集では学術的な内容より,「実際に小児患者を診療する際にどのようにしたらよいのか」という視点で,小児脳神経外科の臨床に現在直接携わっている経験豊富な先生方に,手術時の写真を多く取り入れ,直感的に手術を感じることができるように解説していただきました.ご寄稿いただいた原稿を読むと,経験のない先生方の参考になる内容にとどまらず,経験のある先生方にとっても他施設がどのような治療を行っているのか,大変勉強になる内容になっているように思います.
そこで,小児の手術経験が乏しい脳神経外科医であっても,短時間のうちにどのような手術を実施したらよいのかについて,さっと頭に入れられるような内容をまとめた特集を目指しました.本特集では学術的な内容より,「実際に小児患者を診療する際にどのようにしたらよいのか」という視点で,小児脳神経外科の臨床に現在直接携わっている経験豊富な先生方に,手術時の写真を多く取り入れ,直感的に手術を感じることができるように解説していただきました.ご寄稿いただいた原稿を読むと,経験のない先生方の参考になる内容にとどまらず,経験のある先生方にとっても他施設がどのような治療を行っているのか,大変勉強になる内容になっているように思います.
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