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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科50巻6号

2022年11月発行

文献概要

特集 小児脳神経外科—エキスパートはこうしている Ⅳ頭蓋骨縫合早期癒合症

頭蓋骨縫合早期癒合症に対する内視鏡支援下縫合切除術と術後ヘルメット治療

著者: 原田敦子1 久徳茂雄2

所属機関: 1高槻病院小児脳神経外科 2市立奈良病院再建形成外科

ページ範囲:P.1230 - P.1236

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Point
・骨の柔らかい乳児期前半の単縫合癒合が最もよい適応である.
・皮膚切開が小さく整容的に優れるが,輸血を要することもあり,決して低侵襲とは言えない手術方法であることを認識する.
・頭蓋形態を整え,凹凸のない骨形成誘導を行うため,術後半年〜1年間のヘルメット装着が必須である.

参考文献

1)Jimenez DF, Barone CM:Endoscopic craniectomy for early surgical correction of sagittal craniosynostosis. J Neurosurg 88:77-81, 1998
2)原田敦子,久徳茂雄:頭蓋骨縫合早期癒合症に対する内視鏡補助下縫合切除術.伊達 勲(編):新NS NOW 19 Advanced神経内視鏡手術.メジカルビュー,東京,2019,pp. 116-123
3)原田敦子,他:頭蓋骨縫合早期癒合症に対する内視鏡支援下縫合切除術の初期治療経験.脳神経外科ジャーナル 29:498-505, 2020
4)中里 茜,他:腹臥位手術中の事故抜管とその予防法.日本小児麻酔会誌 19:142-146, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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