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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科50巻6号

2022年11月発行

文献概要

特集 小児脳神経外科—エキスパートはこうしている Ⅷ小児脳腫瘍

小児鞍上部腫瘍—経鼻内視鏡

著者: 森迫拓貴1 後藤剛夫1

所属機関: 1大阪公立大学大学院医学研究科脳神経外科

ページ範囲:P.1323 - P.1331

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Point
・近年,高精細な内視鏡システムの普及や周辺機器・器具の開発向上に伴って,鞍上部や斜台正中部の腫瘍に対しても経鼻内視鏡手術が中心となってきている.
・特に小児鞍上部腫瘍の代表である頭蓋咽頭腫では,長期の腫瘍制御のために記銘力や視機能を温存して腫瘍を積極的に摘出することが重要であり,経鼻内視鏡手術では腫瘍の発生部位,視床下部,視交叉下面などが広く観察できる利点が生かされる.
・本稿では,小児経鼻内視鏡手術における手術セッティングやデバイス,手技の実際について解説する.
*本論文中、[Video]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年12月まで)。

参考文献

1)Morisako H, et al:Aggressive surgery based on an anatomical subclassification of craniopharyngiomas. Neurosurg Focus 41:E10, 2016 doi:10.3171/2016.9.FOCUS16211
2)森迫拓貴,他:小児頭蓋咽頭腫に対する積極的切除と治療成績.小児の脳神 44:253-261, 2019
3)森迫拓貴,他:小児頭蓋咽頭腫に対する経鼻内視鏡手術の有用性.小児の脳神 43:336-342, 2018
4)森迫拓貴,他:経鼻内視鏡手術において小児頭蓋咽頭腫を積極的に切除するための工夫.小児の脳神 45:17-24, 2020
5)大畑裕紀,他:大型分葉化小児頭蓋咽頭腫に対して経鼻内視鏡下経頭蓋顕微鏡下同時腫瘍摘出術が有用であった1例.小児の脳神 47:36-40, 2022
6)Ohata H, et al:Surgical implementation and efficacy of endoscopic endonasal extradural posterior clinoidectomy. J Neurosurg 133:135-143, 2020
7)Shimohonji W, et al:Osaka sliding knot seals dural defect simply in extended endoscopic endonasal approach. World Neurosurg 155:144-149, 2021

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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