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特集 小児脳神経外科—エキスパートはこうしている Ⅷ小児脳腫瘍
小児鞍上部腫瘍—経鼻内視鏡
著者: 森迫拓貴1 後藤剛夫1
所属機関: 1大阪公立大学大学院医学研究科脳神経外科
ページ範囲:P.1323 - P.1331
文献購入ページに移動・近年,高精細な内視鏡システムの普及や周辺機器・器具の開発向上に伴って,鞍上部や斜台正中部の腫瘍に対しても経鼻内視鏡手術が中心となってきている.
・特に小児鞍上部腫瘍の代表である頭蓋咽頭腫では,長期の腫瘍制御のために記銘力や視機能を温存して腫瘍を積極的に摘出することが重要であり,経鼻内視鏡手術では腫瘍の発生部位,視床下部,視交叉下面などが広く観察できる利点が生かされる.
・本稿では,小児経鼻内視鏡手術における手術セッティングやデバイス,手技の実際について解説する.
*本論文中、[Video]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年12月まで)。
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