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特集 ITを駆使した術前シミュレーション—トラブル回避と時短手術習得 Ⅲ 合併症対策のための術前シミュレーション
脳機能温存を目指した深部腫瘍に対するアプローチ選択—視床後半部病変の2例
著者: 藤井正純1
所属機関: 1福島県立医科大学医学部脳神経外科学講座
ページ範囲:P.335 - P.346
文献購入ページに移動・深部腫瘍に対して脳機能を極力温存して適切な腫瘍摘出を行うためには,発生母地に対してなるべく手術早期に直接到達できるアプローチを選択することが重要である.
・そのために,主要な基盤的白質線維束群を含めた脳解剖の3次元的な術前検討が有用である.
・視床後半部・低位病変が外側に進展する場合には,対角線に対側から進入する2つのアプローチ,テント上からのoccipital transtentorial/falcine approach,テント下からのinfratentorial supracerebellar transtentorial approachが有用である.
*本論文中、[Video]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年4月まで)。
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