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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科52巻2号

2024年03月発行

文献概要

特集 ITを駆使した術前シミュレーション—トラブル回避と時短手術習得 Ⅲ 合併症対策のための術前シミュレーション

血管芽腫などのhypervascular腫瘍

著者: 吉田裕毅1 中冨浩文1

所属機関: 1杏林大学医学部付属病院脳神経外科

ページ範囲:P.358 - P.366

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Point
・血管芽腫は血流に富む腫瘍であり,その摘出に際しては,まず流入動脈を処理した後に流出静脈を処理し,一塊にして腫瘍を摘出することが重要である.
・術前検討では腫瘍がどこを占拠し,主要な流入動脈と流出静脈が何であるかを把握することがアプローチ選択の鍵となる.
・摘出の基本戦略と最適なアプローチルートの検討を行う際に,高精細な融合3次元画像が有用である.
*本論文中、[Video]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年4月まで)。

参考文献

1)「多彩な内分泌異常を生じる遺伝性疾患(多発性内分泌腫瘍症およびフォンヒッペル・リンドウ病)の実態把握と診療標準化の研究」班(編):フォン・ヒッペル・リンドウ(VHL)病診療ガイドライン2017年版.2017
2)佐藤 修:71 Hemangioblastomaの手術.解剖を中心とした脳神経手術手技編纂委員会(編):解剖を中心とした脳神経手術手技 第2巻 脳腫瘍.医学書院,東京,1999
3)中冨浩文,他:血管芽腫の手術適応と手術戦略.脳神外ジャーナル 28:480-490, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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