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特集 くも膜下出血のニューフロンティア—病態の再考と治療の進化 Ⅲ 破裂脳動脈瘤に対する直達術
側頭下アプローチによるクリッピング
著者: 吉岡秀幸1 木内博之1
所属機関: 1山梨大学大学院医学工学総合研究部脳神経外科
ページ範囲:P.967 - P.973
文献購入ページに移動・側頭下アプローチ(subtemporal approach)には,前後方向に広い術野が得られることと,近位脳底動脈を確保しやすい利点がある.
・低位例に対しても,小脳テントを切開するtranstentorial subtemporal approachで対応可能である.
・欠点として側頭葉損傷のリスクがあり,この回避には,適切な体位,十分な髄液排出,架橋静脈の温存および間欠的な側頭葉牽引が重要である.
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