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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科52巻5号

2024年09月発行

文献概要

特集 くも膜下出血のニューフロンティア—病態の再考と治療の進化 Ⅳ 破裂脳動脈瘤に対する血管内治療

破裂脳動脈瘤に対する血管内治療の応用セットアップとテクニック

著者: 春原匡1 福光龍1 太田剛史1

所属機関: 1神戸市立医療センター中央市民病院脳神経外科

ページ範囲:P.1003 - P.1010

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Point
・脳神経外科技術が進歩している現在でも,巨大部分血栓化動脈瘤によるくも膜下出血の治療は難渋することが多い.
・症例を提示の上,本例における治療ストラテジーの考え方および技術的なTipsを詳述する.
・未破裂部分血栓化動脈瘤に対するflow diverterの有効性が報告されている.本例ではこのため,破裂急性期に破裂点を意識したコイル塞栓術で再破裂を予防して,スパズム期を乗り越えた後,flow diverterを留置した.

参考文献

1)Ferns SP, et al:Partially thrombosed intracranial aneurysms presenting with mass effect:long-term clinical and imaging follow-up after endovascular treatment. AJNR Am J Neuroradiol 31:1197-1205, 2010
2)Foreman PM, et al:Flow diversion for treatment of partially thrombosed aneurysms:a multicenter cohort. World Neurosurg 135:e164-e173, 2020 doi:10.1016/j.wneu.2019.11.084

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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