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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科6巻1号

1978年01月発行

文献概要

総説

神経系における興奮と抑制

著者: 内薗耕二1

所属機関: 1生理学研究所

ページ範囲:P.7 - P.16

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Ⅰ.はじめに
 神経系の興奮と抑制の現象を理解するためには,臨床的に見られるテタヌス現象や,実験的につくり出すことのできる除脳硬直を想起するのが便利であろう.テタヌスは運動ニューロンの興奮によっておこり,運動ニューロンに対する抑制性の入力が断たれたためにおこると考えられる.
 また除脳硬直では上位の中枢からの抑制性の入力が断たれ,下位の運動ニューロンの興奮性のみが露出された状態と考えられる.臨床的に見られるテタヌスや実験的につくられる除脳硬直はいずれも体性神経系で見られる現象である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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