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研究
新生児脊髄々膜瘤,脳瘤におけるCraniolacunia
著者: 田島正孝1 山田博是1 景山直樹1 中村茂俊2
所属機関: 1名古屋大学脳神経外科 2愛知県コロニー中央病院脳神経外科
ページ範囲:P.975 - P.979
文献購入ページに移動Craniolaeuniaは新生児期に認められる主として頭蓋冠の内板の骨欠損である.そしてそれはまれには正常新生児にも認められるが,通常は脊髄々膜瘤,脳瘤を伴った新生児に多く存在する骨の変化である事が認められている.わが国におけるcraniolacuniaに関する報告は極めて少ない2,4,10,11).また脊髄々膜瘤および脳瘤を持つ症例におけるcraniolacuniaの出現頻度に関する報告もまれである.
われわれは生後7日以内に治療を受けた脊髄々膜瘤,脳瘤症例におけるcraniolacuniaについて生下時の頭囲,Arnold-Chiari奇形合併の有無,髄膜瘤の部位や大きさ,水頭症などとcraniolacuniaとの関係について検討を加えたのでここに報告する.
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