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症例
頭蓋内巨大脳底動脈瘤の1例
著者: 片倉隆一1 吉本高志1 大和田健司1 旭方旗2
所属機関: 1東北大学脳疾患研究施設脳神経外科 2寿泉堂総合病院脳神経外科
ページ範囲:P.1015 - P.1018
文献購入ページに移動頭蓋内脳動脈瘤は,その破裂に起因するくも膜下出血で発症する場合がほとんどであるが,なかにはくも膜下出血を来さず,徐々に進行するmass signとして発症し,脳血管写で始めて巨大な動脈瘤が発見されることがある.
頭蓋内巨大脳動脈瘤の定義は,諸家により多少の相違が見られるが,最大径25mm以上のものを巨大脳動脈瘤とする場合が多い.巨大脳動脈瘤は,発生部位,症状の発現様式では,一般にそれ以下の大きさの脳動脈瘤とは異なり,また直接手術が困難なことが多い.
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