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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科6巻10号

1978年10月発行

文献概要

症例

Fogarty Balloon Catheterによる頸動脈海綿静脈洞瘻の1治験例

著者: 中埜賢1 福森豊和1 谷栄一1

所属機関: 1兵庫医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.1019 - P.1024

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Ⅰ.はじめに
 頸動脈海綿静脈洞瘻(Carotid-cavernous fistula,以下CCFと略す)の治療は現在まで頸動脈結紮術1,14,15,26,28),各種の栓塞形成術4,5,9,20,23,24,30,38,43),trapping法15,23),electrothrombosis法19,29),および直達手術32-34)が報告されている.
 1971年Prolo and HanberyがCCFの治療としてFogarty arterial enibolectonly catheter(以下Fogarty catheterと略す)によるintraluminal occiusionに成功し,簡単かつ安全な手術法として報告して以来,多くの人が追従している1,2,12,18,25,35,37,41).われわれも彼等の方法によりCCFを治癒せしめたので報告すると共に,いささか文献的考察を行いたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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