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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科6巻2号

1978年02月発行

文献概要

症例

眼窩壁を穿破した脳内異物および脳損傷の2例

著者: 山口武兼1 畑宏1 平塚秀雄2 菅沼康雄2 稲葉穰2

所属機関: 1国立横須賀病院脳神経外科 2東京医科歯科大学脳神経外科

ページ範囲:P.179 - P.184

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Ⅰ.はじめに
 経眼窩的脳損傷による骨片・異物の脳内穿通は,平時にはまれであり5),脳神経外科医の診療対象となることは少ない.初期治療は,多くの場合,眼科医あるいは救急にたずさわる医師により行なわれるが,時には脳損傷を看過されるために,重篤な合併症を来たして予後不良となる2,21)
 著者らは,最近,2例の経眼窩的脳損傷を経験し,文献上集計しえた73例1-4,8,10,12,20,22-27)と共に,本症の臨床的特徴について考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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