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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科6巻3号

1978年03月発行

文献概要

症例

高度脳浮腫を呈した脳梗塞2例—出血性梗塞に関連して

著者: 和田邦雄1 南卓男1 桂田菊嗣1

所属機関: 1大阪府立病院救急センター

ページ範囲:P.259 - P.264

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Ⅰ.はじめに
 脳梗塞による発作早期の死亡は脳出血にくらべるとはるかに少なく,緩慢な経過をとるのが通常である13),そして脳梗塞による早期死亡は,両側性,広汎な梗塞や脳幹の梗塞によるものであり,脳梗塞に附随した致命的な脳浮腫の合併についてはあまり関心がもたれていない.
 著者らは発症後数日以内に高度の脳浮腫等を招来し,そのためにいずれも死亡の転帰をとった脳梗塞の2症例を経験したので,これらの症例を報告すると共に脳梗塞による高度脳浮腫の成因についての若干の考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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