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海外だより
悪性脳腫瘍の治療に関するBrook Lodge Workshop
著者: 星野孝夫1
所属機関: 1カリフォルニア大脳神経外科
ページ範囲:P.304 - P.305
文献購入ページに移動 2年前にアメリカで初めて,悪性脳腫瘍の治療の開発に関してのworkshopが,カリフォルニアのアシルモアーで行なわれた.40人ぐらいの実際に第一線で研究している人人が北米より招待され3日間にわたって寝食を共にしながら発表したり意見を交換したりしたわけである.内容は悪性脳腫瘍のbiology,pathology,experimental model,in vitroやin vivoでの化学療法や放射線療法の実験及び実際の化学療法の成果などが熱心に討論された.その時参加した感想を一昨年の(1976年)脳と神経8号に私が書いた総説「脳腫瘍の化学療法」に披露したのを覚えているが,第2回のworkshopがミシガン州のカラマズーのBrook Lodgeでこの10月の下旬に開かれたわけである.
前回は化学療法及び放射線療法を中心にしたため,免疫関係のトピックスはオミットされ,また,海外からはJulian T.Bloom(英国の放射線治療学者)博士が招かれただけであった.今回は免疫関係のreviewも兼ねてその方面の人々も招待を受けていた他に,海外からも5−6人の参加者があり,PaviaのPaoletti教授や日本からも高倉博士(がんセンター)が招待されて来ておられた.
前回は化学療法及び放射線療法を中心にしたため,免疫関係のトピックスはオミットされ,また,海外からはJulian T.Bloom(英国の放射線治療学者)博士が招かれただけであった.今回は免疫関係のreviewも兼ねてその方面の人々も招待を受けていた他に,海外からも5−6人の参加者があり,PaviaのPaoletti教授や日本からも高倉博士(がんセンター)が招待されて来ておられた.
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