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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科6巻4号

1978年04月発行

文献概要

研究

くも膜下出血後の脳波

著者: 山本豊城1 長澤史朗1 佐藤慎一1 伴貞彦1 長久雅博1 犬塚楢夫1 尾形誠宏1

所属機関: 1神戸中央市民病院脳神経外科

ページ範囲:P.341 - P.346

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Ⅰ.はじめに
 近年わが国においても,くも膜下出血の主原因の1つである脳動脈瘤に対する手術件数は,飛躍的に増加しているが,くも膜下出血後の慢性期における脳波による追跡調査は少なく,くも膜下出血の続発症としての症候性てんかんに関する報告も意外にまれである.そこでわれわれは,くも膜下出血症例,とくに今回は破裂脳動脈瘤症例について,脳波を用いた追跡調査を実施したところ,くも膜下出血後の脳波異常が予想外に多く,また実際にてんかんが発症することを知った,そこで追跡調査結果を報告し,症候性てんかんの診断における脳波の役割についても検討を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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