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研究
短期間に再発したRathke's cleft cyst—臨床経過,病理学的検索,および文献例によるその本態の検討
著者: 小林達也1 吉田純1 景山直樹1
所属機関: 1名古屋大学脳神経外科
ページ範囲:P.437 - P.444
文献購入ページに移動Rathke's,cleft cystは1913年,Goldzicherが剖検より偶然発見した第1例を報告15)して以来,現在まで少なくとも36例の報告があるが,本邦ではわれわれの知る限りその報告は見当らない.
本症は,ほとんどが鞍内に限局する良性の嚢腫で,白色〜淡黄色の粘調な液を含み,多くの症例が嚢腫の排液のみで再発が起こらないと考えられている.
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