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Case Study
比較的急速な経過をとってneuraxisに沿って増大発育したmalignant pontine gliomaの1例
著者: 朝倉哲彦1 上津原甲一1 浜田博文1
所属機関: 1鹿児島大学脳神経外科
ページ範囲:P.623 - P.630
文献購入ページに移動P(教授):昭和50年9月1日に診療を開始してから,ずいぶんいろんな症例を経験したようだが,印象としては疾病そのものが稀有なものというより,臨床経過に問題のあったものが多かったようだな.GPというのはどうして、神経症状を解析しないで診断をつけてしまうのか,視神経萎縮とか自家中毒とかの診断名で対症療法に終始している例が多い.それより困るのは,歴然とした神経徴候が存在するのに,通り一遍の検査を行って異常なしと診断する自称専門家のいることだ.これからの医学教育においては,すべからく……
L(講師・外来医長):また始まりましたね.ただ今の御話に関係あるかどうかは別として.急いで入院させないといけないと思う例があるのですが.
P:それを早くいい給え.で患者は?
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