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研究
高血圧性脳内出血に関する研究(第2報)—血腫の経時的追跡およびCT分類について
著者: 三浦直久1 中原明1 加川瑞夫1 喜多村孝一1 小林直紀2
所属機関: 1東京女医科大学脳神経センター脳神経外科 2東京女医科大学脳神経センター神経放射線科
ページ範囲:P.635 - P.645
文献購入ページに移動高血圧性脳内出血の診断にCTが導人されてから日は浅いが,もはやその診断的価値を疑う者はいない.従来,高血圧性脳内出血のCTに関しては詳述されたものが必ずしも多くなく,Scott14),New12,13),Muller10)らが挙げられるのみである.
著者らは前回の報告に加え,過去2年半にわたりCTにより追跡し得た症例から新たな知見を得ることができた.本稿では特に高血圧性脳内出血をCTにより追跡し,病態面からみた臨床分類を試み,さらにその応用面について述べてみたい.
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