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研究
腰部椎間板ヘルニア症に対する顕微鏡手術法
著者: 岩肇2
所属機関: 1 2奈良県立医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.657 - P.662
文献購入ページに移動腰部椎間板ヘルニア症は成人にしばしば起こる疾患のひとつである.西ドイツの神経外科各施設では年間全手術件数の約20%を本症の手術で占めている.
さて,腰部椎間板ヘルニアの外科的療法後にしばしば強い,しかも時には半永久的な腰部の愁訴を経験する.このことは本症の手術例数が多いことと共に,社会・経済的にも重大な影響をおよぼしている.著者らは,手術によって生ずる組織の損傷がこの愁訴の主たる要因であり,これを出来る限り軽減させなければならないと考えている.
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