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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科6巻7号

1978年07月発行

文献概要

症例

第4脳室内pearly tumorの経験—epidermoid 2症例とdermoid 1症例

著者: 近藤勉1 坪川孝志1 後藤利和1 菅原武仁1 林成之1 森安信雄1

所属機関: 1日本大学脳神経外科

ページ範囲:P.715 - P.722

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Ⅰ.緒言
 頭蓋内pearly tumorはepidermoidとdermoidが一括されていることがある24).このうち,epidermoidは,令脳腫瘍の約1%(Gendell4)ら1976,Granl & Austin6)1950,桂10)ら1958,Mahoney14)1936,Zülch24)1965)で,dermoidは0.1-0.4%(桂10)ら1958,Zülch1965)とされている.最近Guidetti & Gagliardi7)(1977)は4,296例の脳腫瘍症例中31例のepidermoidと21例のdermoidを認めているが,第4脳室内が好発部位の1つにされているepidermoidでも,第4脳室内epidermoid 2例,dermoidが2例報告されているに過ぎない.
 本邦では小脳虫部を含めて第4脳室内のpearly tunlorつまりepidermoid,dermoidの報告は20例に満たず,第4脳室内epidermoid 9例, dermoid 1例,小脳虫部のepidermoid 4例,dermoid 2例(Table 1)と少ない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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