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研究
脳動脈瘤破裂に伴う脳血管攣縮に関する脳血管写上の検討(第2報)—動脈瘤部位と脳血管攣縮
著者: 新妻博1 郭隆璫1 大井隆嗣1 片倉隆一1 溝井和夫1 鈴木二郎1
所属機関: 1東北大学脳疾患研究施設脳神経外科
ページ範囲:P.863 - P.869
文献購入ページに移動脳動脈瘤破裂に伴って発生する脳血管横縮(以下spasmと略す)は,破裂動脈瘤の周辺の血管に起きやすいとされている5,9).一方,動脈瘤の部位別のSpasmの起こり方の特徴については,報告によりかなりの差が認められる1,3,6,8,9,10).
著者らは前回,脳動脈瘤頭蓋内直接手術例797例の術前血管写をもとに,くも膜下出血発作から血管写施行までの期間とspasmとの関係について検討し,くも膜下出血発作後0-3日目のSpasmは稀で,spasmのピークは発作後10-17日目にあることを明らかにしたが7),今回はさらに破裂動脈瘤の部位とspasmとの関係について検討したので報告する.
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