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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科6巻9号

1978年09月発行

文献概要

症例

上部頸椎脊索腫の外科的治療

著者: 木田義久1 古瀬和寛1 景山直樹1 杉浦勲2

所属機関: 1名古屋大学脳神経外科 2名占屋大学整形外科

ページ範囲:P.919 - P.923

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Ⅰ.はじめに
 脊索腫chordomaは,胎生期の遺残物であるembryonic chorda dorsalisより発生する腫瘍と考えられ,頭部においては,斜台部,蝶形骨洞部に好発する.仙椎,尾椎部の発生は,頭部とほぼ同頻度であるが,その他の脊椎での発生は少なく,令脊索腫の10-20%と推定される2,5,6,7,9)(Table 1).
 1970年以降,当脳神経外科で治療した脊索腫は,男性6例,女性2例の計8例であり,7例は頭蓋底に発生し,他の1例が上部頸椎に発生した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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