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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科7巻10号

1979年10月発行

文献概要

Case Study

外傷性内頸動脈海綿静脈洞瘻と外傷性頭蓋内内頸動脈瘤との合併

著者: 和賀志郎1 小島精1

所属機関: 1三重大学脳神経外科

ページ範囲:P.933 - P.938

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Ⅰ.緒言
 頭部外傷による外傷性内頸動脈海綿静脈洞瘻(CCFと略す)や外傷性内頸動脈瘤の発生はよく知られている.しかし両者の合併例の報告例は少ない1,6,7,9,11,13).われわれは両者の合併した2症例を経験した.2症例とも術前の脳血管撮影ではCCFのみが診断され,塞栓術によってCCFの瘻孔が閉塞された後の血管撮影で外傷性内頸動脈瘤の存在がはじめて診断された.症例1の経験にもかかわらず,症例2においても両者の合併をCCFの瘻孔閉塞以前に診断し得なかった.両症例を呈示し,主に診断につき考察したい.なお症例1はすでに発表した症例である19)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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