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研究
転移性脳腫瘍および癌性髄膜炎のComputed Tomography像
著者: 能勢忠男1 秋本宏1 伴野悠士1 牧豊1
所属機関: 1筑波大学脳神経外科
ページ範囲:P.969 - P.975
文献購入ページに移動頭蓋内腫瘍のうち転移性脳腫瘍のしめる割合は,従来18%(Baker)1),7%(Zulch)16),17%(所)15),23%(Butler)2)などと報告されているが,高齢者社会へと変遷してゆく今後はその頻度も増し,ますます重要な疾患となろう.
Computed Tomography (以下CTと略す)の出現により,神経系疾患の診断は,より非侵襲的に,また,より正確になって来ている.本疾患群に対するCTの診断率に関しては100%(New)10),98%(Elkeら)5),97%(前原)9),62%(Deckら)4)などと報告されている.
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