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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科7巻10号

1979年10月発行

文献概要

症例

頭蓋外転移を生じたMedulloblastoma—症例報告

著者: 成瀬昭二1 堀川義治1 山木垂水1 小竹源也1 遠山光郎1 平川公義1

所属機関: 1京都府立医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.1005 - P.1010

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Ⅰ.緒言
 原発性脳腫瘍が,中枢神経系外へ転移することは非常に少なく,meningioma, glioblastoma, medulloblastomaなどでその報告例が,時々みられるにすぎない.そのため,転移の原因,経路などに関しては不明の部分が多く,その実態は明らかでない.
 最近,われわれは小脳のmedulloblastoma剔出3年6カ月後に局所再発が生じ,再別出2年後に,リンパ節,骨などの全身性転移の認められた症例を経験したので,その詳細を報告し,転移を生じる要因について考察を加る.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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