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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科7巻11号

1979年11月発行

文献概要

症例

脊髄損傷における遅発性交代性ホルネル徴候

著者: 乙供通則1

所属機関: 1弘前大学脳神経外科 2

ページ範囲:P.1089 - P.1094

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Ⅰ.はじめに
 脊髄損傷の患者に,遅発性の一過性交代性ホルネル徴候を認める事があり,その原因は脊髄内の空洞形成で,その中の液体の移動による自律神経系の刺激によると言われている4,18)
 今回われわれは,同様の症状を訴え来院した患者に,手術時,硬膜と損傷脊髄との強い癒着以外に,穿刺によっても空洞形成を認めなかった症例を経験した.そのため,手術では癒着剥離以外には何も行わなかったのに,術後著明な症状の改善を認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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