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研究
脳底動脈におけるレ線学的検討およびその臨床的意義について—脳血管撮影像について
著者: 秋本宏1
所属機関: 1筑波大学脳神経外科
ページ範囲:P.1155 - P.1162
文献購入ページに移動Ⅰ.はじめに
脳底動脈のnormal variationに関する論文は,比較的多く,外国ではTaveras & Wood(1964)15),Krayenbuhl & Yasargil(1968)8),Scialfa(1976)13)などや,国内では足立,長谷川(1928)6より引用),向井(1961)10),亀山(1961)5)などが代表的なものである.しかし多くは,剖検例によるものや,レ線学的検討であっても部分的なものが多い.著者は,臨床診断に役立てる目的で通常もちいられている椎骨動脈撮影写真上で,脳底動脈の正常走行の検討を行った.
脳底動脈のnormal variationに関する論文は,比較的多く,外国ではTaveras & Wood(1964)15),Krayenbuhl & Yasargil(1968)8),Scialfa(1976)13)などや,国内では足立,長谷川(1928)6より引用),向井(1961)10),亀山(1961)5)などが代表的なものである.しかし多くは,剖検例によるものや,レ線学的検討であっても部分的なものが多い.著者は,臨床診断に役立てる目的で通常もちいられている椎骨動脈撮影写真上で,脳底動脈の正常走行の検討を行った.
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