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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科7巻2号

1979年02月発行

文献概要

症例

頸動脈海綿静脈洞瘻の自然治癒例

著者: 向後雄大1 古和田正悦1 門間文行1 菊地顕次1 玉川芳春2

所属機関: 1秋田大学脳神経外科 2秋田大学放射線科

ページ範囲:P.187 - P.190

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Ⅰ.はじめに
 頸動脈海綿静脈洞瘻(c-c fistula)の自然治癒率は,従来,臨床症状や剖検所見から,ほぼ10%1,6,8)と推定されているが,脳血管撮影で確認された報告は,意外な程少数であり,筆者らの渉猟した限りでは,10例にも満たない.
 最近,右大脳動脈瘤を伴ったc-c fistulaの自然治癒例を経験し,前後4回の脳血管連続拡大撮影で追跡検討したので,主に脳血管撮影で確認されたc-c fistulaの自然治癒例について,若干の文献的考察を行い報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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