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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科7巻4号

1979年04月発行

文献概要

手術到達法の選択

著者: 佐藤修1

所属機関: 1札幌医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.297 - P.298

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 1957年8月,KurzeがHouse(耳鼻科医)と共に,内耳道内の聴神経鞘腫をmicrosurgeryで初めて摘出してからもう21年が経過した.また,わが国で,脳神経外科医によるmicrosurgeryが行なわれるようになって,今年は10年目を迎える,この間に,microsurgeryを利用した新しい手術方法,手術到達法がいろいろ開発され,脳神経外科の手術の進歩の面で果してきたmicrosurgeryの重要性は今さらあらためて述べる必要もないであろう.
 しかし反面,microsurgeryが普及して,いろいろの手術到達法が開発されたために,若い脳神経外科医にとって,手術到達法を選択するに当たり,いささかの迷いを抱くことがあるのではないかという懸念もある.春を迎え,これから自分が術者として十分腕を振えることに張切っている若い脳神経外科医に,手術到達法の選択という点で,若輩ながら,助言を述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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