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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科7巻4号

1979年04月発行

文献概要

総説

Functioning Pituitary Adenoma

著者: 米増祐吉1

所属機関: 1旭川医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.299 - P.309

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はじめに
 下垂体腺腫とホルモン過剰分泌症状の関連は1887年Minkowskiが末端肥大症について報告したのが最初で,下垂体腺腫の手術の最初の試みも1893年に末端肥大症の治療を目的としてCatonとPaulにより行われたということから分かるように63),下垂体腺腫にホルモン分泌機能があることは古くから知られていたことである.
 Cushingは1930年代にすでに360例の下垂体腺腫を経験し,内分泌症状にも注目した.とくに塩基好性腺腫による副腎皮質ホルモン過剰状態を報告し8),現在でもCushing病と呼ばれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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