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症例
下部脳底動脈幹動脈瘤に対するPosterior subtemporal transtentorial approach
著者: 江口恒良12 渕之上徳郎1 矢作保治1
所属機関: 1都立豊島病院脳神経外科 2現籍・東京大学脳神経外科
ページ範囲:P.513 - P.517
文献購入ページに移動下部脳底動脈幹動脈瘤の頻度は高くなく,従来noman's landといわれたこの領域の脳動脈瘤に対する直達手術は,容易ではない.
このたび,著者らは,くも膜下出血(以下SAHと記す)後,左外転神経不全麻痺を呈した下部脳底動脈幹動脈瘤を,Posterior subtemporal transtentorial approachで手術し,治癒せしめ得たので,ここに,手術方法,ならびに,一過性に出現した健忘性失語(amnesstic aphasia)に対する考察を加えて報告する.
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