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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科7巻6号

1979年06月発行

文献概要

研究

定位視床手術による破壊巣のCT像

著者: 村山佳久1 津田敏雄1 曾我部紘一郎1 松本圭蔵1

所属機関: 1徳島大学脳神経外科

ページ範囲:P.563 - P.570

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Ⅰ.はじめに
 近年開発されたCT(Computed tomography)は,脳神経外科領城の診断において画期的な進歩をもたらした.脳腫瘍,脳血管障害,外傷などに対するその診断的価値は疑う余地のないところである.われわれは最近CTを定位脳手術の破壊巣の検索にも応用し,CTの有用性をあらためて認識した.従来定位脳手術の破壊巣の大きさの同定手段としては,剖検によるほかに手段をもたなかったが,CTの導入により,術後急性期においては視床内の破壊巣の状態と範囲を生体内において知ることができることを経験した3).そこで当教室で過去約2年間に行なった48例の視床手術例のうち,術後CTを行った26例につきCT所見を検討し,その特徴について述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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