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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科7巻8号

1979年08月発行

文献概要

Current Topics

Flowcytometry

著者: 高倉公朋1

所属機関: 1東京大学脳神経外科

ページ範囲:P.743 - P.746

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Ⅰ.はじめに
 分裂,増殖を行うすべての細胞を取り扱う生物学の分野では細胞の生長解析,とりわけその核酸量(DNA量)を正確,かつ迅速に測定することが重要である.
 従来この種の研究は顕微分光光度計が利用されて,1個1個の細胞について顕微鏡下で測定を行っていたが,これはきわめて能率の悪い測定法であった.また腫瘍細胞の生長解析を行うに当っては,3H thymidineを使ってautoradiographyでDNA合成期(S期)にある細胞へのisotopeの取り込み実験からS期細胞比率を求め,顕微鏡下で分裂期(M期)にある細胞数を測定して,これらの結果をもとに細胞の生長解析を行ってきたのであるが,G1期,G2期の細胞を直接計測することはできなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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