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総説
小脳の生理学
著者: 伊藤正男1
所属機関: 1東京大学生理学
ページ範囲:P.827 - P.833
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近年における小脳の生理学の進歩には著しいものがあるが,その知見を臨床的ないろいろの問題に結びつけようとするとなかなか簡単には行かないことが多い.その大きな理由として,生理と臨床の両者が小脳を見る時の観点の違いをあげることができる.生理学では小脳を大よそ次の3つの観点から考えるが,これらの各観点が臨床の問題に対してもつ意味は同じではない.
近年における小脳の生理学の進歩には著しいものがあるが,その知見を臨床的ないろいろの問題に結びつけようとするとなかなか簡単には行かないことが多い.その大きな理由として,生理と臨床の両者が小脳を見る時の観点の違いをあげることができる.生理学では小脳を大よそ次の3つの観点から考えるが,これらの各観点が臨床の問題に対してもつ意味は同じではない.
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