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Case Study
特異な頭蓋変形と一側眼球突出を伴ったvon Recklinghausen病の1例
著者: 堀浩1 宮本誠司1 京井喜久男1 角田茂1 内海庄三郎1
所属機関: 1奈良県立医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.835 - P.840
文献購入ページに移動von Recklinghausen病(以下R病と略す)は臨床上,しばしば経験する疾患であるが,時に骨にも変化をきたすことが古くから知られている.こうした骨変化は頭蓋骨にも起こってくるが,比較的まれであるとされている.そのうちでも特異型というべき一側の眼窩壁の欠損を伴って出現する拍動性眼球突出と前頭側頭部の骨欠損による同部膨隆については,欧米では従来かなりの報告がみられるが,本邦での報告はきわめてまれである.私共は特異な頭蓋変形を伴い,同側非拍動性眼球突出を呈したR病の1例を示し,その特徴的なレ線像,手術所見とともに,文献的老察を加えて検討する.
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