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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科7巻9号

1979年09月発行

文献概要

研究

脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血後に認められる外頸動脈領域の血管収縮

著者: 遠藤俊郎1 新海準二1 岡田仁1 園部真1 堀重昭1 鈴木二郎1

所属機関: 1東北大学脳疾忠研究施設脳神経外科

ページ範囲:P.853 - P.857

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Ⅰ.はじめに
 脳動脈瘤破裂後頭蓋内脳血管にはしばしば攣縮の出現を認めるが,同様の変化が頭蓋外動脈にも起こるか否かの問題に関しての報告は,著者らの知るかぎりでは認められない.
 最近我々は,内頸動脈後交通動脈分岐部動脈瘤破裂33時間後に頭蓋内根治術を施行,6日後に頭蓋内のみならず外頸動脈領域におよぶ広汎な血管収縮をきたした1例を経験したので,この点に着眼し,類似症例の検討を行った.今回はこの脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血後に見られる外頸動脈領域の血管収縮について得られた知見を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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