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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科7巻9号

1979年09月発行

文献概要

症例

石灰化を来たした側脳室内巨大Epidermoidの1治験例

著者: 小林士郎1 志村俊郎1 樋口皓史1 中沢省三1 小宅洋2

所属機関: 1日本医科大学脳神経外科 2新潟大学脳研究所神経病理

ページ範囲:P.875 - P.879

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Ⅰ.はじめに
 頭蓋内epidermoidは,全脳腫瘍の約1%10,16,29)とされ,さほど稀な疾患ではない.しかしながら側脳室内epidermoidはきわめて稀で,Kriegら12)の報告以来,本邦例をも含めて19,21)20例を集計するに過ぎない.われわれは最近,頭部外傷時に撮影された頭蓋単純写により偶然石灰化を指摘され,手術により確認別出された右側脳室三角部に発生したと考えられる巨大なepidermoidの1例を経験したので,臨床病理学的検討を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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