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Case Study
種々の骨奇形を合併し,整復が不可能であり,mandible and tongue-splitting approachを行ったatlanto-axial dislocationの1例
著者: 白馬明1 西村周郎1
所属機関: 1大阪市立大学脳神経外科
ページ範囲:P.23 - P.30
文献購入ページに移動環軸関節脱臼(atlanto-axial dislocation)の多くは整復が可能であり,手術的治療法としては,前方あるいは後方よりの固定術が広く行われている.
しかし,種々の要因により整復不能な場合には,手術的治療法は困難なことが多く,これまでの文献を見ても,整復不能な環軸関節脱臼の治験の報告は比較的少ない3,4,9,16,17,20,23).この場合脊椎管はC1-2のlevelで非常に狭くなり,慢性の圧迫のため脊髄は著明な萎縮に陥っていることが多い.
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