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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科8巻1号

1980年01月発行

文献概要

症例

外傷により内頸動脈狭窄を示した1症例

著者: 片倉隆一1 吉本高志1 和田徳男2

所属機関: 1東北大学脳疾患研究施設神経外科 2国立仙台病院脳神経外科

ページ範囲:P.89 - P.91

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Ⅰ.はじめに
 閉鎖性頭部外傷に起因する脳血管性障害のうち,内頸動脈の狭窄および閉塞については少なからず報告されている.しかし,その狭窄部位が改善されていく治癒過程を脳血管写で経時的に追跡し得た報告は少ない.
 われわれは,頭部外傷後の脳血管写で内頸動脈に広範な狭窄が認められた症例を経験した.この症例に対し受傷後6ヵ月にわたり経過を観察したところ,血管写上狭窄部位の改善を証明し得た.本報告では,本症例を血管写と共に呈示し,さらに外傷後の脳血管写について若干の文献的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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