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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科8巻10号

1980年10月発行

文献概要

研究

各種glucocorticoid剤における脳浮腫抑制効果の比較検討

著者: 石光宏12 松本皓13 武本本久14 有光哲雄13 西本詮13

所属機関: 1岡山大学脳神経外科 2国立岩国病院 3国立循環器病センター 4香川県立中央病院

ページ範囲:P.951 - P.957

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I.はじめに
 各重頭蓋内病変に随伴して生じてくる脳浮腫は,その予防や治療の如何によりその後の患者の病態を大きく左右することが多いため,脳神経外科医にとりて常に頭を悩ます問題である.
 このため種々の脳浮腫治療法が試みられているが,glucocorticoid剤(Gl)の使用もその1つである.脳浮腫に対するGlの有効性については,Prados24)をはじめとする種々の動物実験,Galicich7),Rasmussen25),佐野27)らの臨床応用の結果,現在では異論をはさむものはいない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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