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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科8巻11号

1980年11月発行

文献概要

症例

"脈無し病"に伴う脳動脈瘤破裂の1例

著者: 井沢正博1 沖野光彦1 加川瑞夫2 喜多村孝一2

所属機関: 1旗の台脳神経外科病院 2東京女子医大脳神経センター脳神経外科

ページ範囲:P.1071 - P.1076

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I.はじめに
 "脈無し病"は1948年,清水・佐野17)の6症例の詳細な臨床的,割検的考察に基づいて提唱された慢性の非特異的動脈炎である.現在は"大動脈炎症候群"として一括されており,その主病変は大動脈弓およびその分枝血管,肺動脈に認められることが多い.
 本疾患に関しては厚生省の班研究による詳細な剖検例および臨床例の検討がなされている.しかし,"脈無し病"に伴った脳動脈瘤破裂に関する臨床報告例は極めて稀である.著者らは,"脈無し病"に伴う椎骨一脳底動脈分岐部動脈瘤の1例を経験したので,若干の知見を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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