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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科8巻2号

1980年02月発行

文献概要

"道"—と題するエッセイ

著者: 内海庄三郎1

所属機関: 1奈良県立医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.109 - P.110

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 インカ文明よりもまだ古いアンデス文明の遺跡を求めて,アンデスの山並をキャラバンが行く.まだホヤホヤのNHKのTV番組の1コマです.古い文明,滅亡した文明,その遺産の遺跡.果たして見つかるのか,何がみっかるのか,どのような古代人の営みの跡がみつかるのか,静かな興奮を覚えながら画面を追う,見事な石の文明の跡が4000mの高地に3つ,4つと見いだされていく.しかし,この遺跡だけでなく,メソポタミヤ,ペルシャなどなど,どうしてこんな人の住めない所,住みにくい所に古代の文明の跡が見つかるのだろう.だから亡びる文明だったのだろうか.
 亡び去った古い文明に人々がどうしてこう心を惹かれるのだろう.心の中の何が反応しているのだろう.滅びたものへの哀惜か,驚嘆か,知りたい欲か,空しさへの共感か?

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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