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研究
閉塞性脳血管障害の脳脊髄液循環動態—Radioisotope cisternographyとcomputed tomography cisternographyとの対比
著者: 野垣秀和1 楠忠樹1 玉木紀彦2 松本悟2
所属機関: 1社会保険栗林病院脳神経外科 2神戸大学脳神経外科
ページ範囲:P.141 - P.145
文献購入ページに移動閉塞性脳血管障害例の脳脊髄液(CSF)循環動態を検討した報告は今までに少なく,しかもこれらに関する知見は主としてRadioisotope cisternography(RIC)を用いて得られてきた.一方Computed Tomography(CT)の導入,ならびに水溶性ヨード剤であるmetrizamideの開発により,Computed tomography cititernegraphy(CTC)が臨床的に応用されるようになり,その有用性が諸家により報告されている.
われわれは今同,RIC,CTCの両検査法を用い,閉塞性脳血管障害例のCSF循環動態を検討し,若干の知見を得たので報告する.
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