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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科8巻2号

1980年02月発行

文献概要

症例

乳幼児硬膜下膿瘍の2症例—とくにCT所見の推移について

著者: 本田英一郎1 重森稔1 林隆士1 倉富明彦1 倉本進賢1 高木繁幸2 宍戸豊史3

所属機関: 1久留米大学脳神経外科 2琉球大学脳神経外科 3愛媛大学脳神経外科

ページ範囲:P.167 - P.172

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Ⅰ.はじめに
 一般に乳幼児の硬膜下膿瘍は,年長児や成人と異なり,その発生原因が不明のことや髄膜炎に続発するものが多いといわれ3,4,13),現在なお予後不良の疾患として知られている.CTスキャンの導入以来,本症の診断はかなり容易になったと考えられるが,CT所見についての詳細な記載はきわめて少ないようである2,6,7,9,16).また,外科的療法の選択についてもいまだ議論の多いところである.今回,著者らは乳幼児硬膜下膿瘍の2症例を経験したので,とくにこれら症例の病因,感染経路について考察し,さらに外科的治療前後のCT所見の推移について検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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