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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科8巻3号

1980年03月発行

文献概要

症例

脳室穿破を伴う外傷性脳内血腫の3症例

著者: 原充弘1 塩貝敏之1 玉川輝明1 横田仁1 岡田純一郎1 竹内一夫1

所属機関: 1杏林大学脳神経外科

ページ範囲:P.295 - P.299

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Ⅰ.はじめに
 頭部外傷による脳内血腫の発生頻度は少ない.しかし最近CTの導入により,これら血腫の有無,部位が正確に診断され,更に脳室穿破についての情報も容易に得られるようになった.
 われわれは最近,大酒家で飲酒後階段より転落し脳内血腫の発生をきたし,しかもこれらが脳室内へ穿破した3例を経験した.このうち2例はCT上高血圧性脳出血の部位と一致しており,これらの血腫発生の機序および予後について若干の文献的考察を加え報告したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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