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症例
Orbitosphenoidal Encephalocele(Neurofibromatosisの一型)の修復に伴って起こった脳血管攣縮の1例
著者: 小竹源也1 上田聖1 井上節2
所属機関: 1京都府立医科大学脳神経外科 2京都府立医科大学眼科
ページ範囲:P.301 - P.305
文献購入ページに移動Von Recklinghausen病は神経外胚葉性組織の発育異常による先天性疾患であるが,ときに中胚葉性組織の形成不全の1つとして頭蓋骨の変形,欠損を伴うことがある7,14,20,23,25).われわれは拍動性の眼球突出を主訴とした頭蓋骨の変形欠損患者に眼窩後壁形成術を施行したが,術後強度な脳血管攣縮に遭遇したので,この症例を報告し,本疾患の脳血管の特殊性について若干の考察を加えた.
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